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2010年9月 4日 (土)

子供の瞳に映る大人

当時、子育て真っ最中の私が、このコンセプトを書いてから10年余り、子供たちの澄んだ瞳に今の大人はどう映っているのだろう?

この10年で、随分と変わってしまった気がします。

皆で、夢を語れる社会にしたいですね。

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このコンペ案は私と、中舘誠治さん、蝦名利明さんの共同作品です。

第19回北の住まいコンペ 『子供を育む家』優秀賞受賞

コンセプト

街から『○○屋さん』が消えた
近所からとうふ屋さんや、鍛冶屋さんが無くなった。
学校帰りに窓越しに見た作業は、とても興味を引かれる光景だった。
住宅地から仕事場が離れて子供たちは、人の生活を支える営みを見る事が出来なくなった。

閉ざされた玄関・表情のない窓
豊かな街並みを作るのは、建物のファサードではない。
人々の営みや温もりが、街へあふれ出てつくられる。
外からの光や風を取り入れるだけで、無表情な窓や、近所付き合いを拒否する様に閉ざされた玄関の住宅地では、挨拶を交わす人も少なくなった。

子供達に情報が足りない
子供が成長するためには、色々な事を知り見ることが必要です。
興味を持って自主的に何かを始めるきっかけは、多い程良い。
人、本来の営みである「街の○○屋さん」も、そのひとつだった。

夢を語る大人
高度にシステム化され合理化された現代社会で、見る事の少なくなった、人、本来の営みは今日「趣味」として行われている。
自分の出来ることや、夢を、ほんの少しだけ家の外へ出してみてはどうだろう。

道草の家
この家は、生活のためのプライバシーを確保した上で、生活の一部を 「趣味」という形で地域に開放し、世代を越えた交流を通して、子供の好奇心を喚起し「子供を育む」事を目的としている。
仕事に追われる現代人は、子供の目にどう映っているのだろうか。
子供の澄んだ瞳に映る大人は、もっと輝いていなくてはいけないと思う。

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